日本のサイトは一般的に複雑ですが、サーバーレンタルプロバイダのZenlogicの会社沿革も同じくらい複雑です。ザックリ説明していきましょう。Zenlogicは2015年に日本の会社であるFirst Serverの一部として発足し、この会社は2018年に巨大会社、ソフトバンクグループの子会社になりました。Zenlogicのサイトは日本語版しかありませんが、この3つの会社の名前が記載されています。
機能と使いやすさ
Zenlogicは3種類の「クラウドタイプのレンタルサーバー」を販売しています:
- AWシリーズ(別名「Zenlogic ホスティング Powered by AWS」)は管理されているレンタルサーバーです
- ALシリーズ(別名「Zenlogic ホスティング Powered by Alibaba Cloud」)はIT専門部門のない会社にオススメです
- Yシリーズ(別名「Zenlogicホスティング」)はハイブリッドレンタルサーバーで、クラウドの拡張性と専用サーバーの安定性を兼ね備えており、価格も経済的です
合計で18個のサーバープランから選ぶことができ、プランすべてに共通している機能は以下の通りです。
- 7日間毎日バックアップ
- ドメイン登録可能
- アドオンドメイン無制限
- 無料Let’s Encrypt SSL証明書
- ディスク容量最大10TB
使いやすさに関して、サーバーはWordPress、EC-CUBE、Movable Typeなどの人気CMSプログラムに対応しています。Zenlogicはサイト作成ツールを提供していないものの、Zenlogicサイト作成サービスはサイトのホームページを作成し、合計で10回まで無料で修正してくれます。
すべてのプランにFTPおよびSFTPアクセス、Cronジョブ、PHP(バージョン5.xと7.x)が含まれています。また、通常通りMySQLとPostgreSQLデータベース、phpMyAdminおよびphpPgAdminがついています。
珍しいのは、契約サーバーのほかにスタンバイサーバーを購入することでサーバーの冗長性を選べることです。停止を最低限に抑えるために自動同期とフェイルオーバー機能があります。より効果的に(高速で)サイトのコンテンツをサイト訪問者に表示するためにオプションとして無料CDNを追加することもできます。
価格とサポート
Zenlogicのプランはセットアップ料金がかかりませんし、無料でLet’s Encrypt SSL証明書付きですが、高価格です。毎月か毎年支払うか選択でき、毎年の支払いでは10%割引が適用されますが、ドメイン名には追加料金がかかります。
返金保証はありませんから本当に良いか自信をもってから登録する必要がありますが、14日無料トライアルがあるので購入前に試してみることができます。
カスタマーサポートは充実しています。サイトの「サポートシステム」のページではサポートチームに24時間いつでも電話、チケット、ライブチャット、メールで問い合わせられると書かれています。さらに、動画通話でのサポートも可能です。
英語圏の利用者としての唯一の心配な部分は日本語でしかサポートを提供していないことです。 ライブチャットを開始したときには素早く対応してくれましたが、英語ではサポートできないといわれてしまいました。
多数の方法でサポートにアクセスできるほか、Zenlogicのサポートサービスには充実したマニュアルやチュートリアルが含まれているので利用者自身が問題解決することもできます。さらに、サポートポータルにログインするとより充実した資料を見られるかもしれません。