Square決済の評判は？決済サービスを徹底検証│2024 年

Square決済はデメリットがあるものの、魅力が多い決済サービス

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お店からネットショップまで、Squareはさまざまな事業のニーズに応える決済サービス。最短3分で加盟店登録でき、もちろん、登録は無料です。

Squareは契約なしで利用でき、月額料金もゼロ。決済ごとに2.5% + 10¢～の手数料がかかる分かりやすい料金体系です。手数料は、支払いの受け取り方（店頭またはオンライン）と支払い方法によって決まります。売上高が低～中程度のビジネスにとってオトクな料金体系でしょう。一方、毎月の売上が数百万円である場合、Staxなどの決済サービスの方が低価格1です。

Squareは端末・ソフトウェアソリューションも豊富です。カードリーダーやPOSレジなどの決済端末だけでなく、売上データ分析、外部の管理ツールとの連携まで、幅広いビジネス向けサービスが利用できます。

しかし、利用者レビューを読んでみると、Squareのカスタマーサポートは評判が悪いことが分かりました。手数料が低くても、トラブルをなかなか解決できないのは困りますね。

この記事を読めば、Squareがご自身のビジネスに適した決済サービスか判断できるはずです。

Squareは驚くほど多機能

Square決済は、素早く簡単に支払いを受け取り、処理することが専門です。他の決済サービスだと手数料がかかるようなことも、Squareなら無料です（例えば、翌日入金は無料で、振込手数料はかかりません）。

「お店でキャッシュレス決済に対応したい」「商品をネット販売したい」など、Squareはさまざまな形で成功を支援してくれます。

格安のモバイルリーダー

アカウント登録が完了したら、Squareリーダーを購入すると、店頭で支払いを受けることができます。Androidデバイスの場合はヘッドホンジャックに、iPhone・iPadの場合はLightningポートに差し込むだけ。コンパクトなので、どこでもクレジットカード決済に対応できます。なお、あらかじめ「Square POSレジ」モバイルアプリをインストールしておく必要があります（無料）。

Squareリーダーはポケットに入れられるほど小さく、充電も不要。Wi-Fiに接続されていなくても、クレジットカードや電子マネーで素早く支払いを受け取れます。カードリーダーの料金は\7,980です。かなりお得でしょう。

Squareは他にも幅広いハードウェアを販売しています。コンパクトなICチップ付きクレジットカードリーダーだけでなく、多機能のクレジットカードターミナル、必要なソフトを備えたPOSレジなどがあります。デバイスを購入後、必要ないと判断しても大丈夫。出荷から30日以内であれば、注文内容すべてまたは一部を返品して、返金してもらうことができます。

あらゆるビジネス向けのeコマースツール

Squareのeコマースツールは本当に素晴らしいと思いました。Squareはさまざまな機能を提供していますから、ネット販売のハードルはかなり低くなっています。「商品をネット販売したいけど、どこから始めればいいか分からない･･･」という方も安心です！

Squareを使えば、次のようなことが可能になります。

• Square Onlineを活用して、ネットショップを無料で作成・公開。洗練されたサイトデザインが多数あり、業種に合わせて選べます（小売店、飲食店、サービス業、非営利組織など）。
• 外部サービスと連携して、既存のサイトでもオンライン決済が可能に。既存のサイトをSquareの安全なプラットフォームと連携すれば、オンライン決済とアプリ内決済に対応できます。
• サイトがなくても商品をネット販売できる。お客さんがワンクリックで支払えるように、Squareで決済リンク（あるいは購入ボタン、QRコード）を作成し、SNSやメールで共有しましょう。寄付の募集、オンラインサービスやメンバーシップ、サブスクリプションなどの販売に役立ちます。

これらのサービスに追加料金が発生しないも素晴らしいでしょう。ただし、オンライン決済の手数料は高めです（2.6% + 10¢）。

さまざまな支払い方法に対応でき、翌日入金も可能

Visa、MasterCard、American Express、Discover、JCB、UnionPayのロゴが付いた磁気カード・ICカードなら、Squareで決済できます。オンライン決済の場合、PayPal、Apple Pay、Google Pay、After Pay、Cash App Payと連携できます。

通常、売上金が口座に入金されるまで1～2営業日かかりますが、Squareの場合、最短翌営業日に入金してもらうことが可能で、振込手数料はかかりません。

素早く簡単に加盟店登録できる

Squareの人気の理由は、あっという間に始められるからかもしれません。誰でも無料でSquareのアカウントを作成でき、審査を通れば同日中に支払いを受け取り始めることができます。

Squareの始め方

Squareで決済を始めるには、アカウント登録し、事業形態について基本情報を入力して、審査が通るのを待つだけ。Squareは日本語に完全対応していますから、途中でつまずくこともありません。リーダーが必要な場合、受け取り次第すぐにクレジットカード決済に対応できます。商品やサービスをネット販売する場合、直ちにオンライン決済を受けることができます。

素早くアカウント登録できるのはメリットですが、デメリットとも言えます。Squareの評判を調べたところ、「予期せずにアカウントを停止された」というユーザーがいました。Squareは簡単に加盟店登録できる反面、不正な決済と疑われると、すぐに資金が凍結されてしまいます。このようなトラブルを避けるために、支払いを受ける前に、プロフィールに必要な情報をきちんと入力しておきましょう。

外部サービスとAPI

Squareは、業界有数のホームページ作成ツールやeコマースプラットフォームと簡単に連携できます（WordPressやWix、WooCommerce、Ecwid、Shopifyなど）。また、ZohoBooksやQuickBooksなどの財務会計ソフト、MailchimpやActiveCampaignなどのメール配信サービスとの連携も可能です。

決済APIも多数ありますから、既存のサイトもSquareと連携できます。SquareのAPIは、返金やトラブルの対応、クレジットカード情報の管理などにも役立ちます。APIの仕組みや機能について詳しくは、Squareのステップバイステップガイドをご覧ください。

事業者向けの高度なソフト

Squareは、さまざまなビジネスツールやサービスを無料で提供し、ビジネスの経営と成長を支援しています。

• ダッシュボードとレポート売上の概要と顧客に関する貴重なデータをリアルタイムで素早く把握できます。
• スタッフ管理 シフトスケジュールと労働時間の記録を行える無料ソフトで、メールまたはモバイルアプリでスタッフのシフトを作成・公開できます。
• アプリマーケットShipStationやSetmore、Mailchimp、Wixなど、無料プランや体験版があるアプリやサービスも多数あります。

このような無料ツールのほかにも、職員や契約社員の給与計算アプリ、ギフトカード、スタンプカード、手頃なEメール配信サービスなどの有料ソフトも用意されています（月額\1,200～）。

分かりやすい料金体系

Squareの手数料は、とてもはっきりしています。Squareで決済を行うごとに、数パーセントの手数料がかかる仕組みで、サブスクリプション料金や月額固定費、隠れた料金（PCIコンプライアンス料金など）はありません。最終利益を把握しやすいと言えます。

VISA、MasterCard、American Express、Discover、ダイナースクラブの手数料は次の通りです。

• 決済端末による決済：3.25%（PayPay・ICカードも3.25%、iDカード・QUICPayは3.75％）
• カード情報手入力による決済：3.75%
• Square請求書：3.25%
• 自動継続課金：3.75%
• ブラウザ決済：3.75%
• オンラインビジネス・オンラインチェックアウト：3.60%
• オンラインチェックアウト・サブスクリプション機能：3.60%
• eコマースAPI：3.60%

なお、JCBカードでの決済手数料はいずれも3.95%です。また、Suica、PASMO、Kitaca、toica、manaca、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけんなど交通系ICカードでの支払いも可能で、3.25%の手数料がかかります。

小売店はSquareのプラスプランの方が手数料が安くなります。決済ごとに2.5% + 10¢の手数料と店舗あたり毎月およそ6,000円のソフトウェア料金がかかります。プラスプランには、高度な在庫管理ツールやスタッフ管理、レポートなどが含まれます。

無料プランに加え、オンライン決済向けの有料プランが3つあります。プランには、独自ドメイン、商品レビュー、保存済みカート、リアルタイムの送料計算などが含まれます。

クレジットカード売上が3,000万円以上の企業は、高度なソフトが使えるカスタム料金プランがあります。

業界で手数料が一番安い決済サービスとは言えませんが、Squareの料金体系はとてもはっきりしていて分かりやすいのは良いでしょう。他社とは違い、高額な月額固定費もありまえん。しかし、ほとんどのビジネスは、Staxのように、格安で定額制の決済サービス1の方が大幅に節約できるはずです。

SquareはPCI DSSに準拠しており、充実したセキュリティ機能も

PCI DSS（Payment Card Industry Data Security Standard）は、顧客のクレジットカード情報の安全な受取、処理、保存を目的としたセキュリティ基準です。SquareはPCI DSSに準拠しているので、お客さまの機密データが安全に取り扱われるという安心感があります。

PCIのコンプライアンスなど

Squareでお客さんのクレジットカード情報を処理・保存する場合、SquareはPCI DSSに準拠していますから、ご自身がPCI DSSの基準を満たしているか確認する必要はありません。

というのも、すべての取引において金融債務の責任者（Merchant of record）はSquareであるからです。利用者に代わってSquareがコンプライアンスや規制、決済に関するすべての事柄を銀行とやり取りしてくれます。さらに、PCI準拠に伴う追加料金を請求されないのもSquareの良さの1つでしょう。

Squareはカリフォルニア州消費者プライバシー法（CCPA）にも準拠しており、2018年に施行されて以来、欧州一般データ保護規則（GDPR）も実践しています。

追加のセキュリティ機能

Squareのソフトはすべて、PCIに準拠しています。デバイスの通信は終端間暗号化で保護され、手動設定は不要です。

SquareのPOSレジで行われる取引はすべて、決済システムによって終端間で暗号化されます。顧客情報は、トークン化してSquareのサーバーに安全に保存されます（トークン化：機密情報をトークンに置き換える不可逆的な暗号化システム）。

加盟店を詐欺やハッキングから守るため、Squareは2段階認証にも対応しています。スタッフの権限も設定できますから、誰があなたのアカウントにアクセスできるかコントロールできます。

加入してもサポートに問い合わせにくい

Squareのカスタマーサポート窓口はメールと電話があり、日本語でも問い合わせられます。しかし、「電話サポートチームはなかなか対応してくれない」と評判が悪いようです。電話するたびに、お客さまコードを取得し、ダイヤルで入力しなければなりません。つまり、アカウントが予期せず停止された場合、Squareに問い合わせられないわけです。

加入を検討していた私は、オンラインフォームで問い合わせるしかありませんでした。リクエストを送信したところ、回答は届かず、Squareの営業チームに無視されてしまったようです。無料で加盟店登録できるのはせめてもの救いでしょう。Squareに問い合わせるには加盟店であることが前提条件なのかもしれません。

残念ながら、Squareの加盟店になっても、状況は改善されません。Squareに登録し、審査に通過しても、はっきりした理由もなくアカウントが閉鎖（停止）され、資金が凍結されたという不満のレビューが多く見られます。このような状況に直面した場合、Squareとコミュニケーションを取るのは至難の業です。

なお、カスタマーサポートの受付時間は平日午前10時～午後6時です。

Squareのサポートセンターには、質問を投稿できる公開掲示板があります。アカウント登録していない場合、掲示板で調べるしかないでしょう。幸い、Squareの知識ベースには日本語のガイドやよくある質問、動画チュートリアルがあり、端末やソフトウェアの使い方、プライバシーポリシー、Squareへの移行、手数料、料金体系などについて調べることができます。