無料サイト移行できるホスティングサービス 10選│2025年

今使っているホスティングプランがストレージや帯域幅不足、パフォーマンスに問題があるなど、ホスティングサービスを変更する理由は様々でしょう。また、単に「もっとコスパが良いプランにしたい」ということもありますね。

いずれにしても、Webサイトを移行する必要がありますが、これはリスクが伴う専門的な作業で、ストレスがかかります。幸い、Webサイトを移行する方法が分からなくても大丈夫です。ご自身で行う必要もありません。

この記事でご紹介するサービスはいずれも無料でサイト移行できます。さらに、無料トライアル、初月割引、または返金保証を提供しているため、リスクなく試せます。

無料でサイト移行できるホスティングサービスの中で総合的に一番おすすめなのはHostingerです。寛大な移行ポリシーを提供している他、業界をリードする低価格+高速通信だからです。

無料でサイト移行できるオススメのホスティングサービスの選び方

この記事でご紹介するホスティングサービスは、簡単で素早くサイト移行できるものばかりです。プランに加入したら、アカウントダッシュボードから移行プロセスを開始するリクエストを提出するだけ、などととてもシンプルです。

この記事では、次のポイントを検討しておすすめのホスティングサービスを選びました。

• 移行サービスのレベル。無料のサイト移行サービスと一言で言っても、企業によって違いがあります。無料移行を無制限で行ってくれるものもあれば、1プランあたり1サイトしか移行しないものもあります。また、そのようなサービスは特定の種類のサイト（WordPressなど）しか移行しなかったり、特定のファイル形式（MySQLやcPanelなど）でサイトのバックアップをとった場合に限るという条件付きの場合もあります。さらに、無料サイト移行サービスを宣伝していても、実際はマイグレーションツールやプラグインを使って自分で行わなければならないケースもあります。この記事では上記すべてを検討したうえで無料サイト移転サービスを提供しているホスティングサービスのおすすめランキングを作成しました。
• パフォーマンスと信頼性。既存のサービスよりもパフォーマンスや信頼性に優れたものを選びましょう。この記事でご紹介するホスティングサービスは、徹底的にテストした結果、業界トップクラスのパフォーマンスであることが確認されています。
• 十分なストレージスペース。サイトにコンテンツを追加していくうちに、ストレージの上限に到達することがあります。この記事でご紹介するホスティングサービスは、十分なストレージを提供しているものばかりで数百〜数千枚の画像を余裕で保存できます。
• コスパが良い。機能性と価格のバランスが取れたホスティングサービスを選びましょう。この記事では、高機能でコスパが良いホスティングサービスを厳選しています。
• 返金保証付き。新しいホスティングサービスへの移行はわからないことが多く不安がつきものです。この記事でご紹介するホスティングサービスは、初月割引、返金保証、または無料トライアル期間を設けていますから、リスクなしでサービスを試せます。

1. Hostinger：高性能でコスパが良く、簡単にサイト移行できる

Hostingerは、サイトの移行が簡単にできるホスティングサービスです。アカウントダッシュボードからたった3クリックで既存サイトをHostingerに移行するリクエストが可能で、その他することは全く必要ありません。

無料ホスティングまたは別の格安サービスからHostingerに切り替えた方が良い理由として、HostingerはLiteSpeedウェブサーバーを導入しており、関連サービス用に最適化されており、信頼性の高いサービスとWordPressの高パフォーマンスを実現しているからです。

Hostingerのプランは業界最安クラスですが、2年または3年の長期プランが最もコスパが良いです。なお、ホHostingerは30日間の返金保証も付いています。

特徴

• WordPressの最適化。LiteSpeedウェブサーバーソフトに加えて、WordPress用のLiteSpeedキャッシュプラグインと最適化されたハードウェア環境も提供しており、低価格で最高のWordPressパフォーマンスを実現しています。
• 週次または日次バックアップが無料で含まれる。Hostingerのすべてのレンタルサーバプランに週次または日次バッグアップが含まれます。頻度はプランによりますが、破損やマルウェア攻撃からデータの安全を保つことができます。
• 30日間の返金保証。リスクなしで試せます。30日以内であればキャンセルして全額返金してもらえます。
• hPanel。Hostinger独自のコントロールパネルは、ホスティングスペースの管理やサイトのバックエンド環境の操作が簡単にできるようにデザインされています。cPanelよりもhPanelの方が操作が簡単という方が圧倒的に多いです。

プロによるHostingerのより詳しいレビューはこちら.

2. HostArmada：リソースを確保できる最高の共有ホスティングサービス

ホスティングサービスとしては珍しくHostArmadaは最低リソース保証を実施しています。基本プランでもCPUは2コア、RAMメモリは2GBとなっています。Nginxベースのアーキテクチャで、専用リソースが割り当てられることから、より高速で安定したパフォーマンスが得られます。

上記の特徴があり、クラウド型サービスなので、HostArmadaは他社レンタルサーバより若干高めです。しかし、年間プラン（または2年・3年プラン）は大幅割引が適用されます。長期プランに登録するのは覚悟が必要ですが、HostArmadaは45日間返金保証を提供していますから、安心して始められます。

パフォーマンスとリソース面は優秀な反面、HostArmadaでは1プランあたり1サイトしか移行できません。とは言え、VPSと専用サーバプランに無料サイト移転が含まれるのはユニークです。より多くのサイトをホスティングできれば良いと思いますが、HostArmadaは特定のニーズに応えています。多数の小規模サイトを移行するならHostingerが最適でしょう。一方、高パフォーマンスサイトをいくつか移行したい場合はHostArmadaがベストチョイスです。

特徴

• 年中無休のサポート体制。すべてのプランで24時間365日の電話、チケット、メールサポートを提供しています。
• 万全なセキュリティ。あなたのサイトが何らかのサイバー攻撃を受けた場合、HostArmadaがサイトを復元・保護します。
• スパム対策。SpamExpertsというメール保護機能で、あなたのメールアカウントを保護します。
• 4大陸にデータセンターを配置。北米、ヨーロッパ、オーストラリア、アジアにデータセンターがあります。

プロによるHostArmadaのより詳しいレビューはこちら

3. Nexcess (Liquid Web)：格安のクラウドホスティングサービス（注意事項あり）

クラウドホスティングに関しては、Nexcessのプランが最もコスパが良いと言えるでしょう。Nexcessのクラウドホスティングインフラストラクチャは、共有ホスティングとは異なり、サイトのトラフィックの短期的な急増に対応するためにサーバーリソースを拡張できます。

Nexcessの全プランは、追加料金なしで無料でサイト移行ができます。あなたのサイトに適したプランに加入したら、アカウントポータルからリクエストを送信するだけでサイトの移行が可能です。

Nexcessはサイトの移行だけでなくその後の管理も簡単です。あらかじめ設定されているEdge CDNやプラグインパフォーマンスモニターなどの追加の自動化機能を提供しており、顧客サポートも充実しています。これらの価格は若干割高ですが、それでも機能を考慮するとコスパは高いと言えるでしょう。

特徴

• ワンクリックでのサイトステージング。ステージングエリアでは、本番サイトに適用する前にサイトのコピーでテストできます。これにより、本番サイトを誤って破壊するなどといったトラブルを事前に防げます。
• Nexcessコンテンツデリバリネットワーク（CDN）。CloudflareによるNexcessのEdge CDNは、ヨーロッパ、北米・南米、中東、アフリカ、アジア太平洋地域にわたる285か所のサーバ拠点にサイトの静的コンテンツをキャッシュするため、データセンターから離れた場所にいるサイト訪問者もより高速で画像やコードを読み込めます。
• Solid Central（旧iThemes Sync）。Solid CentralはWordPress用有料セキュリティプラグインです。不審なアクティビティを常時監視し、悪意のあるオンライン攻撃を防ぎます。Nexcess Spark+以上の全プランに無料で含まれます。
• 30日間返金保証。Nexcessのサービスをリスクなく30日間体験し、自分に合っているか判断できます。満足できなければ全額を返金してもらえるわけです。

プロによるNexcessのより詳しいレビューはこちら.

4. InterServer：高速で格安+信頼性が高くリソースが豊富

InterServerのサイト移行プロセスはHostingerとほぼ同じです。ホスティングプランを購入したら、アカウントダッシュボード内から簡単に移行リクエストフォームを提出できるようになっています。

InterServerのスタンダード共有ホスティングプランは、ストレージ、帯域幅、メールアカウント数、サイトの数などが無制限ですので、小規模サイトを沢山運営している場合、とてもお得です。

他社のエントリーレベルプランと比べるとInterServerの共用レンタルサーバプランはリソースが豊富なので、当然ながら割高です。しかし、InterServerの6か月～3年の長期プランに登録するとベストプライスでゲットできます。

特徴

• DirectAdminコントロールパネルに対応。cPanelとDirectAdminのインターフェース（UI）や設定ページは日本語に対応していますが、cPanelの方が初心者には使いやすいです。DirectAdminはRAMなどのリソースが少なくてすむので、ハードウェアリソースを多く使用しないという点では優れています。
• 他のCMSの移行。InterServerはPrestaShop、Drupal、Joomla、Magentoを使用したサイト移行もサポートしています。
• Inter-InsuranceとInterShield Security。InterServer独自のセキュリティスイートと保険です。サイトでセキュリティの問題が発生するのを未然に防ぎ、万一トラブルが発生した場合に調査と修正を行います。
• 無制限のMySQLデータベース。WordPressサイトを構築するたびに1つのデータベースが必要になりますが、データベースが無制限ですので、何個でもサイト運営できます。

プロによるInterServerのより詳しいレビューはこちら.

5. Bluehost：単一サイトにオススメの使いやすいホスティングサービス

簡単で扱いやすいレンタルサーバをお探しの初心者にはBluehostがイチオシです。設定はシンプルで、24時間年中無休の電話とチャットサポートも助けになります。また、他社から乗り換える場合、最大5個のWebサイトと20個のメールアカウントを無料で移行してもらえます。

また、Bluehostは専門的な知識がなくても高度なサイトを簡単に構築できますので、プロにお金を払って依頼する必要はありません。なお、マルウェアスキャン、SEOツール、定期的なバックアップなど、役立つ機能を複数備えています。

しかし、超高速で先進的なインフラストラクチャをお求めの場合、Bluehostは適していないかもしれません。Bluehostは簡単に使えて、低価格のベーシックプランで単一サイトをホスティングしたい方に理想的なサービスです。

特徴

• 無料CDN。Bluehostの全プランにCloudflare CDNが含まれるため、全世界でサイトの速度を向上できます。チェックアウト時にSiteLock Securityを購入した場合、SiteLock CDNも利用可能です。
• 無料ドメイン名。ほとんどのBluehostプランは、ドメイン名取得に別途料金は発生しません。また、大半のプランはドメイン名が1年間無料です。
• eコマースツール。オンラインストアプランには、安全なオンライン決済などのeコマースツールが含まれています。
• WordPressの管理。各ホスティングプランは、ワンクリックでのWPインストール、自動更新、カスタムテーマができるようになっています。

プロによるBluehostのより詳しいレビューはこちら.

6. Kinsta：トップクラスのWordPressサーバに無制限のサイトを移行

KinstaのホスティングサービスはWordPressサイト専用ですが、業界トップクラスです。ホスティングソリューションのほかに、Kinstaは無制限のサイトを移転してくれます。

また、Kinstaのサービスはフルマネージドです。WordPressサイトで最高のパフォーマンスを引き出せるよう、サーバのソフトウェアはKinstaのサポートチームによって設定・最適化されています。サポートスタッフはWordPress・Linuxのプロの開発者とエンジニアで、サイトの最適化も手伝ってくれます。

他社と比べるとKinstaは割高ですが、マネージドサービスですし、Kinstaのパフォーマンスはトップクラスなので納得できます。

特徴

• Google Cloud。経験豊富なWeb開発者もGoogleのホスティングプラットフォームは気後れしてしまうかもしれません。KinstaはGoogle Cloud Platformで独自のサーバスタックを使用しており、使いやすいコントロールパネルと知識の豊富なサポートもありますから、はるかに簡単です。
• NGINXとRedis Cacheアドオン。NGINXとRedisはオープンソースのウェブサーバキャッシングソフトで、従来的なApacheウェブサーバーより良いパフォーマンスを実現するよう設定できるのが特徴です。Kinstaプランに1つまたは両方追加することでサイトの読み込み速度とパフォーマンスを向上できます。
• 幅広い専門サポート。Kinstaのサポート体制はWordPressの専門家で構成されており、サイトの最適化におけるあらゆる面で支援します。
• 世界中にサーバが設置されている。ターゲットユーザー層に極力近いデータセンターにコンテンツをホスティングすることで、サイトの読み込み速度とユーザー体験を向上できます。KinstaのマネージドWordPressホスティングは世界37拠点から、データベースとアプリケーションのホスティングサービスは24拠点から選ぶことができます。いずれも日本のデータベースが利用可能です。

プロによるKinstaのより詳しいレビューはこちら.

無料でサイト移転できるほかのホスティングサービス

7. FastComet

FastCometは幅広いホスティングサービスを提供しています。共用サーバやクラウドVPSのほかに、SocialEngineやOpenCartなどに対応した珍しいプランもあります。共用レンタルサーバプランでは、プランによって最大3個のサイトを無料で移転できます。VPSと専用サーバプランでは1アカウントあたり5個のサイトを無料で乗り換え可能です。

しかし、FastCometが提供しているのは無料サイト移転だけではありません。無料ドメイン移管が含まれ、移転前のホスティングサービスの残り期間を無料で埋め合わせてくれるほか、移転は停止時間なく早急に行われます。どんなホスティング企業からでも、快くサイト移管を行う良心的な企業です。

8. InMotion Hosting

ほかの格安レンタルサーバと比べるとコストは高めですが、InMotion HostingのエントリーレベルのCoreプランはストレージ容量が100GBで、Hostingのエントリーレベルプランの2倍です。また、1つではなく2つのサイトを移転できます。InMotion Hostingのプランは帯域幅が無制限なので、テキスト、画像、メディアをいくらでも入れることができ、ユーザー数が増えても対応できます。

InMotion Hostingに乗り換える準備ができたら、アカウントポータルを通して無料サイト移行をリクエストできます。サイトによりますが、無料で移管してもらうか、少額の手数料を払って専門チームに代行してもらうか、InMotion Hostingの詳しいドキュメンテーションを参考にして自分で行うことが可能です。

9. A2 Hosting

A2 Hostingの「A2 Optimized WordPressプラグイン」は、サイトのコンテンツを圧縮、キャッシング、防御してWordPressサイトのパフォーマンスを向上します。どの企業の共用レンタルサーバでも使えますが、A2 Hostingで使うと、A2 HostingのTurbo Cacheを用いてサイトをさらに最適化できるなどのメリットがあります。

A2 HostingはLiteSpeedウェブサーバーを使用してサイトのパフォーマンスをさらに向上させますが、この機能はA2 Hostingの一番高い共有ホスティングプランでのみ利用可能であるため、従来のApacheウェブサーバー設定を使用するホスティングサービスからサイトを移行する場合は、この点には注意しましょう。

10. GreenGeeks

GreenGeeksは再生可能エネルギーを用いたエコなホスティングサービスで、無料サイト移行サービスを提供しています。この記事で紹介した他のホスティングサービスと同様、サイト移行方針が定められています。ホスティングの種類によっては1アカウントあたり最大30の無料移行が可能です。

しかし、VPSプランと再販プラン限定です。共用レンタルサーバプランではサイトを1つしか無料移行できませんが、大半のサイト管理者にとっては十分でしょう。とは言え、追加料金を支払うとより多くのサイトを移転してもらえます。1サイトあたり5ドル～15ドルなので、それほど高くありません。

定評のあるホスティングサービスは無料でサイト移行できることが多い

無料でサイト移行ができるホスティングサービスを見つけるのはそれほど難しくありません。他のホスティングサービスからの乗り換えを促すため、インセンティブとして無料提供しているところが多いからです。したがって、以下ではこの記事でお勧めしたホスティングサービスの他の機能性に焦点を当てています。

現在利用中のホスティングサービスより安いサービスに切り替えたいなら、一番のお勧めはHostingerです。共有ホスティングにおけるコスパが最高で、ワードプレスの最適化も追加機能として付いてきます。

一方で、現在利用中のホスティングサービスの速度が少し遅いと感じている場合は、HostArmadaをお勧めします。45日間の返金保証付きで、専用リソースを試せます。

共有ホスティングでサイトの動作がよくない場合、Nexcessは強力なクラウドホスティングを提供しています。トラフィックの急増時でもサイトをスムーズに動かし続けることができ、管理サポートもしっかりしているのでサイト運営が楽になるでしょう。

よくある質問

サイトの移行サービスとは何ですか？

サイト移行サービスとは、現在利用しているレンタルサーバから新しく契約するレンタルサーバにサイトを移す作業を代行するサービスを指します。この記事で紹介したホスティングサービスはどれも無料サイト移行サービスを提供しています。新規加入者を獲得するため、多くのウェブホスティング企業はこのサービスを提供していますが、すべてではないため、サイトを引っ越す場合はよく確認しましょう。また、無料移転サービスに含まれる内容も異なりますから、ホスティングサービスを比較するのをお忘れなく。

サイトを移行するのに費用はどのくらい掛かりますか？

この記事で紹介したホスティングサービスはどれも無料サイト移行サービスを提供しています。しかし、どれくらいスムーズに処理が行われるかというのは事業者によって異なります。無料で移行する数や何を移行するかが制限されているケースもありますから、登録前にサービス規約をしっかり読みましょう。

サイトの移行にはどれくらい時間がかかりますか？

ホスト間のサイト移行にかかる時間は、サイトによって異なります。サイトが複雑であればあるほど時間は掛かり、実際の移行自体は数時間しかかからない場合がほとんどですが、新しいホストでサイトが意図した通りに動作することを確認するのに時間が掛かります。移行ポリシーが充実しているホスティングサービスを選ぶことで低リスクで迅速に移行できるでしょう。

ホスト間でサイトを移行できますか？

はい、もちろんです。この記事で紹介したホスティングサービスは無料でサイトを移行してくれます。ほとんどの場合、ホスティングサービスのプランに登録し、アカウントダッシュボードからサイト移行をリクエストするだけでOKです。

この記事に掲載されているホスティングサービスの多くは、プランの内容、コストパフォーマンス、カスタマーサポートなどが優れているため、2025年おすすめのレンタルサーバ10選にランクインしています。